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2016

96時間/リベンジ

TAKEN2 / 2012年 / フランス / 監督:オリヴィエ・メガトン / アクション
クリップボード10h
娘大好きお父ちゃん、再び。
【あらすじ】
今度は娘ではなく、自分と元妻がさらわれました。



【感想】
前作「96時間」の続編ですが、冒頭に悪役から「前回の復讐で、おまえと家族を誘拐するぞ」という説明が入りますので、前作は観てなくても楽しめるようになっています。悪役が親切。人として、こうありたい。

今回、邦題を付けるのにだいぶ苦慮されたのではないでしょうか。前作の原題は「TAKEN」で、邦題は「96時間」だった。「96時間」の意味は、被害者が連れ去られて96時間を過ぎると被害者の状況が絶望的になることが多いというデータからつけられた巧みな邦題だった。だが、今回は主人公(リーアム・ニーソン)がさらわれている。本人ががんばってなんとかするので、96時間の意味がない。原題のタイトルは「TAKEN2」だからいいとして、邦題を「96時間2」にしてしまうのも「96時間」にタイムリミットの意味がなくなっているので変である。でも、続編であることはアピールしたい。いろいろがんばった結果「96時間/リベンジ」になったのではないか。

だが「96時間3」にあたる「96時間/レクイエム」という作品もできてしまったので「どっちから先に観ればいいのだ」と、混乱することになった。ともあれ、まだ3作だから大丈夫である。「ファイナル・デスティネーション」は5作ある。「ファイナル・デスティネーション」「デッド・コースター」「ファイナル・デッドコースター」「ファイナル・デッドサーキット」「ファイナル・デッドブリッジ」。どれから観ればいいんだ。ファイナルの意味を監督に問いただしたい。まだ「96時間」は3作なので、がんばれるはず。もっと観客を混乱させられるはず。続編作ってほしい。

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今回は、元CIA工作員であり、娘を溺愛するブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)の出番は減り、娘キム(マギー・グレイス)と元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)の出番が増えています。正直なところ、前作に比べるとアクションとストーリーはおとなしめに感じた。映画としても、前作のような緊張感と爽快感はみられない。今回のオリヴィエ・メガトン監督はコメディを撮るのがうまいのかな。冒頭と結末の、ブライアンとキムの親子関係が微笑ましい。

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イスタンブールの夜景を楽しむ親子。娘がかわいくて仕方ないんでしょうねえ。ブライアンは、娘にボーイフレンドができたことにショックを受ける。元妻から「彼の身元調査をしないで」ときつく言われ、ブライアンも「わかった。娘の自主性を尊重する」と答える。だが、場面が切り替わった直後、男の家の前に立っている。さすが娘のストーカー。こんなの笑うわ。

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今回もキレのある立ち回りは健在。悪人は全員殺すという、わかりやすいお考え。

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元妻(右)との信頼感のある雰囲気も良かったですね。アクションもいいのですが、娘へのストーカーっぷりを押し出したコメディが観てみたい。そもそも、わたしはリーアムが出ていれば、なんだっていいのだ。岩のような顔をしたリーアムが娘のボーイフレンドを牽制するところは、実に良かったですね。「パパ、彼のこと撃たないでね」という娘の冗談。苦笑いするリーアム。そういうのだよ! そういうのもっとちょうだいよ! と思いながら観てました。娘のことでヤキモキするリーアムをひたすら観ていたい。96時間、観続けたい。アクションなくてもいいです。

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