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2016

アナと雪の女王

FROZEN / アメリカ / 2013年 / 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー / ドラマ、ファンタジー
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ありの~ままの~姿見せるのよ~♪
【あらすじ】
姉が雪の女王になってしまい、世界が冬に閉ざされる。



【感想】
ちょっと前に話題になったレリゴーなのだ。ようやっと観た。これでわたしも今日からレリゴーレリゴー言える。もはや誰も言ってない気がするけど。ミュージカルはそんなに好きじゃなかったのですが、この作品はとても楽しめましたよ。好きな物語です。

冷気を操る不思議な体質の姉エルサ(右)。エルサは妹アナ(左)と遊んでいるとき、自分の能力でアナを傷つけてしまう。仲の良かった姉妹だが、エルサの能力を問題視した両親はエルサを隔離して育てることにする。やがて両親は船の沈没事故で死亡、エルサは王位を継ぎ女王になる。

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特異な能力を持ってしまい、その力をうまく制御できないエルサ。悩んだ末に街を飛び出し、氷の城に閉じこもって一人で暮らすことに。

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エルサの周囲を凍らせてしまう力は、何を表しているのだろう。うまく組織になじめない自分、本音を言えば嫌われてしまうのではないかと恐れて周りに合わせる自分、変わり者である自分、普遍的なテーマに思える。本当の自分を出すことで周りと衝突するのなら、氷の城に閉じこもって孤独に生きていく道を選んだ方がいいという。

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おとぎ話でお姫様がピンチになったとき、助けてくれるのはいつも王子様だった。この物語が変わっているのは王子様が助けないんですよね。助けてくれるのは姉のことを想う妹であり、妹を助けたのも姉なのだ。

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他の方の感想を読んだとき、これを「同性愛の物語」と解釈していることに驚いた。たしかにそう読めないこともないのだけど。ただ、エルサがアナを恋愛の対象として見ている様子がない。「Let It Go」の歌詞をみると、他人の目を気にせずに心のままに振る舞おうというようなことが書いてある。同性愛という解釈が含まれてもいいのだけど、もっと広い範囲、心をいつわっている自分というテーマなのかな。

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もう一つ、今までのおとぎ話と少し異なる点は、エルサの周りを凍らせてしまう能力が天与の物であるということ。魔女に悪い呪いをかけられたとかじゃないんですね。両親も、この力を世間から隠そうとはするけどエルサを責めたりはしない。ここらへんが面白い。エルサはこの能力を使いこなせないだけで、この能力自体が良いか悪いかは実のところよくわからない。この力によってアナを傷つけてしまったことはあるのだけど。

ラストでは、エルサは自分の能力を使いこなすことによってスケートリンクを作り出し、人々を楽しませている。世界に受け入れられている。わたしが世界に微笑みかけるとき、世界もわたしに微笑み返してくれる。勇気を持って本当の自分を表現すれば、案外、世間も受け入れてくれるかもしれない。まさに大人でも子供でも楽しめる作品なのだと思います。

しかし、いい作品だと本当に当たり前のことしか書けんね‥‥。

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