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2016

監視者たち

감시자들 / 2013年 / 韓国 / 監督:チョ・ウィソク、キム・ビョンソ / サスペンス、警察
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悪役ががんばっているのでたいへん嬉しい。悪い人たちは見習ってほしい。
【あらすじ】
韓国警察特殊犯罪課と武装組織の対決。



【感想】
2007年の香港映画「天使の眼、野獣の街」という作品のリメイク。オリジナルは未見なので是非観たいです。

凶悪犯の監視を任務とする韓国警察特殊犯罪課(SUC)。難関試験を突破してSUCに配属された新米刑事ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)。最初は頼りなかったハ・ユンジュだが、武装組織の追跡捜査を通して仲間との絆を深め、しだいに成長していく。

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「監視班」という、監視と記憶のスペシャリストが集まる部署(実際にはない)。主人公の超人的な記憶力が事件解決の鍵となる。

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この映画の何がすばらしいかといえば武装組織のリーダーであるジェームズ(チョン・ウソン)に尽きる。この人、角度によってはトム・クルーズにすごく似てるんですよねえ。冷静で判断力に優れ、計画性がある。犯罪者として理想的ですよ。もうたまらん! ハアハア‥‥。

サスペンスを観ていて常々不満だったのが、優秀な犯罪者という設定なのにバカというパターンなのです。優秀なはずがポンコツな仲間をたくさん引き込んで、そのうちの一人がポカをやって、そこから芋づる式に逮捕というね。もう、本当に反省してほしい。哲学も美学もない悲しさよ。

そこへいくとジェームズさんは「バカを許さない」という完璧主義なので、ポカをやる仲間に厳しい制裁を加えていくのです。わかってるなあ! 犯罪というのは優秀な少人数でやるに限る。人数を増やせば増やすほど危険は増す。

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ジェームズさんは犯罪者の鑑なので良しとして、武装組織を追いかける警察側をみていきましょう。こちらは少しばかり甘い気がする。

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娯楽作品なので軽さを重視したのかもしれないけど、監視犯のメンバーが大学サークルのような雰囲気に見える。それも特に何をやるでもないオールラウンドとか、ようはただの飲み会サークルのような。オールラウンドに何か恨みでも?

もっと警察というのは、汚いおっさんだらけでいいのではないか。張り込みで何日も家に帰れず、食事はアンパンと牛乳飲み。目は充血し、体からは発酵したような汗臭さが漂う。それが刑事というものではないのかね!

どうも、このお洒落感がねえ‥‥。監視カメラを仕掛けるところも、ジャンプしてスマートに仕掛けていくが、これをかっこいいとするか恥ずかしく見えるかで、この映画に対する好みが分かれそう。

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とはいえ、見せ場も盛りだくさんで良かったですね。ジェームズの暗殺道具である万年筆の使い方がすばらしい。黒幕との対決場面でのジェームズのすばやさは惚れ惚れする。

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少し残念だったのは、私情で犯人を撃ってしまうファン班長(ソル・ギョング)でしょうか。班長でありながら逮捕しようという気はないという。結果オーライとはいえ。なにか警察側の悪口ばかり書いているような気がする。警察はどうでもいいので、ジェームズさんを応援したい方は是非観てほしいです。なにせ格闘場面がすばらしい。


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