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2016

サボタージュ

SABOTAGE / 2014年 / アメリカ / 監督:デヴィッド・エアー / サスペンス
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なぜこうなったのか。行き当たりばったりで人を殺す。
【あらすじ】
麻薬組織のお金をうまいことちょろまかしたぞ。だが、せっかく隠したお金が消えました。取ったの誰だ。わからないから一人ずつ殺してこ。



【感想】
シュワちゃん復帰第一作となった「ラストスタンド」が思いのほかいい出来でしたので、この「サボータージュ」も期待しておりました‥‥。まあ、そうそううまくいきませんよね。「ラストスタンド」は、今までのシュワちゃん主演作品のイメージを忠実に踏襲していた。明るく楽しい暴力。銃、筋肉、爆発! というような。

この「サボタージュ」は麻薬カルテルがらみの事件ということもあって、シリアスな雰囲気で、かなり残虐な描写がある。シュワちゃん作品にしては珍しいですね。ただ、それがうまく機能したかは別という。しかし、新しい挑戦ならば仕方のないことよ。

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麻薬取締局(DEA)の特殊部隊のリーダーを務めるジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。ブリ―チャー(破壊屋)という異名をとり、曲者揃いの特殊部隊をとりまとめる。うーん、歳をとりましたねえ。だが、筋肉はまだまだ健在ですよ。

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いかにも曲者といった特殊部隊の面々。仕事が一つ終わるたびにストリッパーを呼んで酒盛りを開きます。さすが、ならず者たち。わたしもいつかストリッパーを呼んで酒盛りを開きたいもの。ポールにまとわりついてダンスを踊り狂い、下着の間にお札を挟まれたいもの。

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麻薬カルテルを襲撃した際、チームのメンバーはウォートンの指示で現場にあった現金1000万ドルを下水道に隠すことに成功する。アジトを爆破し、DEA本部には現場にあった金も爆破したように見せかけていた。これで、毎日ストリッパー呼んでウハウハだぜ! という特殊部隊の面々でしたが、後日、隠した金を取りに行ってみるとどこにもない。メンバーの誰かが盗んだのか、みな疑心暗鬼に陥る。


この映画の何が驚いたかって、原作がアガサ・クリスティのミステリー「そして誰もいなくなった」なのだ。緻密な構成のミステリーに対し、行き当たりばったりで人を殺してストリッパー呼んで酒盛り、これは全然違いますよ。どういうことだ。どういうことだ。麻薬取締局の話だから、脚本家が麻薬やりながら「そして誰もいなくなった」を読んで「これ原作にしとこ~。映画の格調あがりそうだし~」となったのではないか。間違いない。

両作品とも、人がどんどん殺されていくというところだけ共通しております。他はない。そんでまあ、特殊部隊のメンバーが残虐な手段で一人一人消されていきます。麻薬カルテルの復讐なのか、それともメンバー内に裏切者が。

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メンバー内の紅一点リジー(ミレイユ・イーノス、右)の活躍が光った。怒ると般若みたいな顔になって大迫力。実写版般若を撮影するときは是非是非。


以降、ネタバレしてます。

金を隠したのはリーダーであるウォートン。メキシコで殺された家族の情報を得るためにお金が必要だったというオチ。どうも納得いかないのは、メンバーをだまさなくても、家族の仇をとるために金が必要といえば、メンバーが協力してくれそうなんですよね。強い信頼関係で結ばれていたわけだし、だます意味がまったく感じられなかった。

そんで、メンバーをばっすんばっすん殺していた殺人鬼のリジーなんですけど、殺す理由がよくわからない。強い絆で結ばれたメンバーをそんな簡単に殺す気になるのだろうか。麻薬やりすぎでおかしくなったということなのかな。とはいえ、相棒は麻薬やってないですし‥‥。

あと、金を持ち逃げしたのが誰だかわからないからといって、行き当たりばったりで殺しすぎではないか。占いとかで殺す相手決めてるのかな。計画性がまったくない。というか、誰だ、この脚本書いたの。

リジーは怒った顔がものすごく面白いので、そこはとても良かったですね。あと、車のトランクに入って行う銃撃戦もスピード感があって楽しかったです。


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